このページの下部に公開研修会のお知らせがあります

文部科学省の「スク-ルカウンセラー等活用事業実施要領 」によりますと、スクールカウンセラーとして選考される対象は、「公認心理師、臨床心理士、精神科医、児童心理に造詣の深い大学教員、及び都道府県等が上記の者と同等と認めた者」となっています。

その「同等と認めた者」、いわゆる「準ずる者」に付いては、同じく文部科学省の「スクールカウンセラー等活用事業に関するQ&A・文部科学省初等中等教育局児童生徒課」 のQ&A3で、「例えば」として「ガイダンスカウンセラー」を挙げ、また「資格を有していることのみをもって判断するのではなく、面接等を通じ、候補者の学校現場での活動実績等についても十分に踏まえた上で、選考」することを求めています。実際問題、スクールカウンセラーとして働くには、発達についての知識や発達支援の技能が不可欠です。

本会もその構成団体の一つであるスクールカウンセリング推進協議会は、その目的の一つとして「1. スクールカウンセラーの応募資格ならびに待遇の平等化・公平化」を挙げており、その目的達成のための一つとして「ガイダンスカウンセラー」資格を創設しましたので、文科省のQ&Aに記載されたことは、その目的に向かって一歩進んだと言うことが出来ると思います。引き続き、「準ずる者」ではなく「正規の選考対象」と規定されるよう、取り組みを続けていくものです。

会員でスクールカウンセラーになりたい方は、是非「ガイダンスカウンセラー」も取得することをご検討頂ければと思います。

なお、ガイダンスカウンセラーは10年で資格更新となります。臨床発達心理士の更新ポイントも、ガイダンスカウンセラーの更新ポイントとして使用できるものがたくさんありますので、臨床発達心理士更新ポイントの記録(SOLTI画面のスクリーンショットなど)を保存しておいて頂きますよう、お願いいたします。

スクールカウンセリング協議会の研修会一覧です。

一般社団法人日本スクールカウンセリング推進協議会より、
第14回公開シンポジウムのお知らせ
(資格更新ポイント3区分0.5ポイント申請中)

https://jsca.guide/training/jsca240629_sympo.html

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第14回公開シンポジウム2024(ハイブリッド型オンライン)
「多様な子どもたちが安心して学べる学校づくりに,スクールカウンセリングはどう貢献できるか」

●日 時:6月29日(土)13時~16時
※12:45-13:00〔國分康孝スクールカウンセリング賞〕表彰式開催
●参加費:2,000円 ※学生(大学院生含む)はライブ配信視聴が無料です
●会 場:御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンターRoom C
●参加方法 ①会場参加:会場に来場いただきます。
     ②ライブ配信視聴:YouTube Live視聴。質問はチャットで受付。
●定員〔会場参加〕50名〔ライブ配信視聴による参加〕300名
●申込み:https://jsca.guide/training/jsca240629_sympo.html
●研修証明:ガイダンスカウンセラー資格更新領域Ⅰを1ポイント。
学校心理士更新資格ポイントA(1ポイント)(申請中)
臨床発達心理士資格更新ポイント(申請中)
●プログラム ※タイトルは仮題
・講演「多様な子どもたちが安心して学べる学校づくり スクールカウンセリングへの期待 (仮)」柴山昌彦氏〔衆議院議員,元文部科学大臣〕
・講演「多様な子どもたちが安心して学べる学校づくり(仮)」仲村健二氏〔文部科学省初等中等教育局児童生徒課生徒指導室長〕
・シンポジウム「多様な子どもたちが安心して学べる学校づくりに,スクールカウンセリングはどう貢献できるか」
〔司会〕近藤清美氏〔帝京大学教授,一般社団法人日本スクールカウンセリング推進協議会副理事長〕
〔シンポジス卜〕
・一色翼氏〔川口短期大学専任講師〕「子どもたちの心理的安全性を高める学級づくりの観点から-教師の挑戦を支える,保護者との間の心理的安全性を基盤として-」    
・仲里直美氏〔沖縄県公立中学校教諭〕「多様な子どもたちを支援するためのチーム支援の観点から―教育相談コーディネーターとしての取り組み―」
・水川和彦氏〔岐阜市教育長〕「草潤中学校(学びの多様化学校)が提案する『選択と行動』の教育」