支部長:田爪 宏二(京都教育大学)
事務局長:萬木 はるか(京都市発達障害者支援センター「かがやき」)
事務局:京都市伏見区深草藤森町1 京都教育大学 田爪研究室気付
支部メールアドレス:info[at]jacdpkyoto.org
支部ホームページ:https://jacdpkyoto.org/
京都支部規約
2024年度総会報告
京都支部 第2回支部研修会開催報告
2024年10月6日、京都支部にて第2回支部研修会が開催されました。この日は会場の別棟では英検の試験が行われ、受験生たちの熱気が漂っていましたが、研修会もそれに負けない活気ある雰囲気で進行しました。
今回の研修会では、常盤会学園大学の清水里美教授を講師としてお招きしました。清水先生は新版K式発達検査の開発に関わり、その分野のエキスパートでもあります。研修では、学齢期の子どもを対象にした新版K式発達検査2020の事例を2件取り上げ、結果の解釈や支援計画についての事例研究を行いました。
新版K式発達検査2020は、実施や結果の解釈に高度な訓練が求められますが、清水先生は支援計画を立てる際に「子どものため」という視点を常に忘れないことの重要性を強調されました。特に、困った行動があった場合でも、その行動を単に抑えるのではなく、子どもが楽しめることやできることを増やす支援が必要であり、その結果として問題行動が自然に減るという考え方が多くの参加者に深い印象を与えました。
さらに、グループ討議では、さまざまな職種や立場の参加者が意見を交わし、互いに新たな視点を得る貴重な機会となりました。多様な立場の専門家同士が連携し、協力することの重要性も改めて認識され、研修会は実りあるものとなりました。
京都支部総会および第1回支部研修会が2024年5月26日に行われました。
このところ京都は暑い日が続いており、当日の最高気温は28度でした。
大教室いっぱいの参加者の熱気も相まって、エアコンが欠かせない状況となりました。
研修会の講師は京都教育大学発達障害学科教授の小谷裕実先生でした。
発達障害のお子さんを何十年と継続して見守ってこられた経験をもとに、幼年期、学童期、中学生、高校生、大学生、社会人とそれぞれの時期における問題や関わり方をお話しくださいました。
参加者からは、先のライフステージへの見通し、切れ目のない支援の大切さ、他職種連携と本人によるさまざまな視点の大切さが学べた、などの感想が寄せられました。
写真は会場となった京都教育大学と大学内に自生するヘビイチゴ